2025年12月13日よりはじまったJFA公認Cライセンス講習会香川県開催が2026年2月7日終了しました。JFAの規定により、写真・具体的な内容等の公開・SNS掲載は禁止、また権限を与えられていませんので、今回の様子と過去のC級コーチライセンス講習会を振りかえりつつ掲載します。
今回の受講生の方々は、4種の指導者を中心に3種やスクールコーチなど幅広く受講していただきました。香川県サッカー協会では、Cライセンス講習会を受講しやすい夜間型にして2コースを計画していましたが、受講生が少なかったため1コースにして実施しました。
Cライセンスは受講生のプロファイルは様々です。年齢、サッカー経験値そして指導歴もいろいろで例年通りの集まりでしたが、最後まで非常に熱心で、大いに成長されたと思います。本当にお疲れさまでした。私はチューター(講師)として主に講義と指導実践を担当しました。
私たちチューターは、JFAの研修を受講して認定され、さらに毎年地域ごと(私は四国)にJFAチューターによる研修を受けて指導にあたるため、地域によって全く違うということはないと思います。しかし、受講者や地域課題を反映した内容に工夫することは各県ともに必須です。
香川県は、未だサッカー日本代表に選出されたプレーヤーがおらず、その輩出が大きな目標となっています。今回の受講生の方々が現場で指導者としてプレーヤーたちとともに成長される為に本講習会が良かったと思っていただくことが私たちの役割と決意し臨ませていただきました。
私たちは、特に技術についてコーチングやフリーズが出ないことに着目しました。パスミスやタッチミス、簡単に抜かれてしまうなどのエラーで修正をかけるタイミングと力を身につけて頂きたい。上手くできなくてもプレーヤーに関わってあげ、一緒に考えながら対象を成長させて欲しい。
受講者の方々が一番ご苦労させていたことは、やはり指導実践だったと思います。勿論、フリーズやその修正時の伝え方は指導対象が自チームでないのでやりづらかったと思います。逆に、テーマやトピックを引き出すオーガナイズの工夫は昔よりも随分よくなっていると感じました。
最終日は、指導実践を全受講生がされたなか、私たちチューターも自分ならここで問いかけます、こんなふうに修正します、エラーを材料に良いイメージを持てるよう楽しくデモンストレーションします、良いシーンはもっと大きな声で褒めましょう!
確かに2025教本は整理されより明確な記述になってきています。映像はJFAの講義用映像に限らず、日頃から模範的なシーンが無料の動画でも見ることができる環境です。今回の受講生の指導案もデータで編集され、資料としての体裁は格段に向上していると感じます。
しかし、指導実践に求められるコーチングや分析は現場の目利きが必要で、指導者の考えや経験値、日頃の基準が大きく影響します。この点は、日頃が出るところです。技術をこれまでどう分析してきたか、どんな声掛けの工夫をしてきたか、指導者として雰囲気を纏っているか等々。
私自身の頃は、今のCライセンスは準指導員やリーダースクールという形で地元先輩指導者が熱心に実施して下さっていました。その後、29歳で現Bライセンス(当時のC級コーチライセンス)講習会が千葉県の検見川グラウンドとインストラクターセンターで集中開催されました。
現B(当時C)級同期の受講生には、牧内辰也氏、小林伸二さん、西野朗さんらがいて、Jリーグになる過渡期でしたので、前期には所属チームが企業名だったのが、後期の途中に現在のJリーグクラブ名に変わった面白い時期でした。
私は、その後地元香川県サッカー協会技術委員会指導普及部長になり、インストラクター・チーフインストラクターとして約300名の指導者の方々と現Cライセンス講習会を通して交流させていただきました。
当時の教材はVHSビデオと教本でした。検見川で経験した実技テストには、ボールリフティングをインサイド・インステップ・ヘディング・ももは各100回、インサイド・アウトサイドで50回というのがありました。また、フィジカルチェックもあり、素走りでタイム設定もありました。
そんな講習会を受講し、当時のままでアップデートしなければ今の時代に通用しないのは当たり前です。しかし、当時ライセンス講習会で出会った指導者の方々は、各々のフィールドやカテゴリーでJリーグ・日本代表の躍進とともに日本サッカー界を変えてみせました。
その過程には、日々の現場でプレーヤーたちと向き合い時間を惜しまず地道に追求し続けた貴重な実践(チャレンジ)があったのだと思います。地元のフットボール環境を地元の指導者が守り育て引き継がれていくことに今後もチャレンジしたいと受講生の方々からエネルギーを貰いました。
2025Cライセンス香川開催受講者の方々、今後のご活躍を楽しみにしています!!